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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.12

愛知大学野球 愛大 伊佐地完投勝ち

■11日・瑞穂 第2週第2日

 愛大と愛工大がともに1回戦に続いて連勝した。愛大は名商大に3−1で勝ち、今季初勝ち点を獲得。右肩痛から復活した愛大の先発・伊佐地佑紀投手(3年・津島北)は完投で2季ぶりの勝ち星を挙げた。愛工大は名城大に5−1で逆転勝ちし、勝ち点を2に伸ばした。

■右肩痛から復活

 頼れる右腕が帰ってきた。永田と並んで愛大のエース格の1人である伊佐地が2季ぶりの完投勝利。完封が懸かった9回はスタミナ切れして1点を失ったが、悔しさより満足感が勝ったようだ。

 「終わった瞬間は脱力した。最後はへばったけど、腕を振ることを考えたのが良かった。最後まで投げることが大事なので」

 昨秋は防御率1.16で最優秀防御率のタイトル獲得。期待された今春はキャンプで投球フォームを変えたところ右肩を痛め、春季リーグでは2/3イニングしか投げられなかった。

 今秋は前週の愛工大との2回戦に先発したが敗戦。この日も「直球は走っていないと思った」と言うが、仲間から「走っているぞ」と励まされたのを信じて投げ続けた。今夏の北海道キャンプで投手出身の八田剛監督(39)から投球時の下半身の使い方を指導された成果で、本来の球威も戻ってきた。

 八田監督は「伊佐地をほめるしかない。でも、まだまだ春の借りを返してもらわないと」と伊佐地の好投を喜びながらも、注文を付けることも忘れない。伊佐地も「残り全勝が目標なので、貢献したい」とフル回転を誓った。 (麻生和男)

■代打増川が適時打 愛工大逆転勝ち

 愛工大は中盤に打線が奮起して、名城大に逆転勝ちした。1点リードの7回には4番・成松の代打で送った増川が相手を突き放す適時二塁打を放つなど、奥田監督のさい配もさえた。増川が「思い切って振った。投手が抑えてくれるので、打者はそれに応えられるように練習してきた」と胸を張った。

▽2回戦(愛大2勝)
名商大 000000001―1
愛大   00021000x―3

▽2回戦(愛工大2勝)
名城大 010000000―1
愛工大 00001130x―5

◇愛知大学2部リーグ第2週第2日(愛産大)=中日スポーツ後援
▽2回戦
日本福祉大 3−2 愛産大
(1勝1敗)

東海学園大 8−5 至学館大
(東海学園大2勝)

(2011年9月12日 中日スポーツ6面より)
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