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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.09

名大で復興支援コンサート 震災から半年の11日

■学生3団体、100人舞台に

 名古屋大の学生たちが、東日本大震災から半年となる11日に「東北復興支援チャリティーコンサート」を、千種区の東山キャンパスにある豊田講堂で開く。学生たちは「被災して苦しんでいる人たちがいることを忘れたくない」と力を込める。 (中村禎一郎)

 当日は名古屋大吹奏楽団、アカペラサークル「JP−act」、民族舞踊団音舞の順に各30分ずつの持ち時間で舞台に登場。各団体のメンバー計100人の学生たちが舞台に立ち、宮城、岩手県の伝統踊りや流行の曲演奏などを披露する。

 会場には募金箱を設置。コンサート終了後には、出演者が募金箱を持って来場者に募金を呼びかける。また、震災発生直後の新聞を豊田講堂奥のスペースに展示する。

 コンサートの実行委員代表を務める音舞の岩崎慶太さん(20)=法学部3年=が6月、知り合いだった吹奏楽団の福岡暢彦さん(21)=同=に「ちょっと(チャリティーコンサートを)やらん」と声をかけ計画がスタート。

 2人は所属する吹奏楽団と音舞にコンサートを提案し、JP−actにも参加を呼び掛けた。3団体は現在、本番に向けて個別に練習を重ねている。6日は名古屋大で、吹奏楽団と音舞のメンバーら20人が集まり、新聞を張り出す準備作業に追われた。

 岩崎さんと福岡さんは「震災を受けて自粛するのではなく、楽しくコンサートをすることで、来場者と一緒に被災地を応援したい」と来場を呼びかけている。

 コンサートは午後3〜同5時。入場無料、定員1000人。中日新聞社後援。集まった募金は同新聞社会事業団を通じて被災地に寄付される。詳細は「民族舞踊団音舞」のホームページに掲載している。

(2011年9月9日 中日新聞朝刊市民版より)
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