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中日新聞掲載の大学記事

2011.08.09

中部学生ゴルフ 第1日 大橋(愛工大)が首位発進

 第41回中部学生ゴルフ選手権第1日は8日、三重県鈴鹿市の中日カントリークラブ(男子7033ヤード、パー72)で男子の最初の18ホールを行い、大橋和真(愛工大1年)が2アンダーの70で首位に立った。1打差の2位に犬飼翔太(愛院大2年)。さらに1打差の3位タイに昨年優勝の小島大輝(愛院大4年)杉浦斎(中京大3年)山本紘史(愛大3年)がつけている。男子は3日間56ホール、女子は9日から36ホールストロークプレーで行われ、男子上位19人、女子11人が全日本学生選手権に出場できる。

■最軽量の51キロ

 「えっ、僕がトップですか? やったあ!」。最終組であがってきた大橋が、首位と知って屈託のない笑顔を浮かべた。続いて周りの選手たちの間から「マジかよ」の不思議そうな声がもれる。

 身長は166センチで、体重は51キロ。今年一番ではないかという猛暑の中、学生特有のゴルフバッグを担いでプレーを終えた選手の顔はマラソンでも走ってきたように真っ赤。そんな“体力勝負”の試合で最軽量の大橋が5バーディー、3ボギーの2アンダー70であがってきたのだ。

 実は大橋本人も信じられないらしい。「イメージした通りの弾道で打てたし、点数をつけると100点です。でも、最後のボギーがなかったら初めての60台だったのに」とちょっぴり悔しそう。

 父・健一さん(51)は富士可児のインタークラブの選手で「父にはまだ9回しか勝ったことがない」と笑う。「こんなうまくいくわけはないし、帰ってアプローチの練習をします」と言って引き揚げていった。(児玉光雄)

(2011年8月9日 中日スポーツ11面より)
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