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2011.06.03
東日本大震災ボランティア 日福大で活動報告会
東日本大震災の被災者を支援するため3月末に発足し、支援活動を続けている日本福祉大災害ボランティアセンター(美浜町)の初めての活動報告会が2日、同町奥田の同大美浜キャンパスであった。(山本真士)
■思い共有前向きに 「自己満足で終わらぬよう」
センターは関連団体と連携し、被災地へのボランティア派遣や、絵本やメッセージカードの寄贈、チャリティーバザーの開催などに取り組んでいる。
ボランティアとして宮城県に入り、特別養護老人ホームで利用者の思い出の品を捜した女子学生は「土砂やがれきに埋もれた写真やアルバムを見つけるたびに胸が苦しくなった」と回想。惨状を目の当たりにして落ち込んだが、「仲間と思いを共有することで前向きになれた」と振り返った。
メッセージカードを被災地に送り届けた女子学生は、ある避難所で他団体から大量のカードが届いていたことを報告。「場所により求められている支援が違う。自己満足で終わらないよう、日々変化するニーズを把握し、何をすべきかを考えるべきだ」と訴えた。
報告会は、半田市の半田キャンパスとをテレビ回線で結んでも行われた。美浜キャンパスには学生や教職員、大学周辺自治体の職員ら80人が集まり、報告会終了後、スタッフと出席者が今後の支援のあり方を議論した。
(2011年6月3日 中日新聞朝刊知多版より)
■思い共有前向きに 「自己満足で終わらぬよう」
センターは関連団体と連携し、被災地へのボランティア派遣や、絵本やメッセージカードの寄贈、チャリティーバザーの開催などに取り組んでいる。
ボランティアとして宮城県に入り、特別養護老人ホームで利用者の思い出の品を捜した女子学生は「土砂やがれきに埋もれた写真やアルバムを見つけるたびに胸が苦しくなった」と回想。惨状を目の当たりにして落ち込んだが、「仲間と思いを共有することで前向きになれた」と振り返った。
メッセージカードを被災地に送り届けた女子学生は、ある避難所で他団体から大量のカードが届いていたことを報告。「場所により求められている支援が違う。自己満足で終わらないよう、日々変化するニーズを把握し、何をすべきかを考えるべきだ」と訴えた。
報告会は、半田市の半田キャンパスとをテレビ回線で結んでも行われた。美浜キャンパスには学生や教職員、大学周辺自治体の職員ら80人が集まり、報告会終了後、スタッフと出席者が今後の支援のあり方を議論した。
(2011年6月3日 中日新聞朝刊知多版より)