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中日新聞掲載の大学記事

2011.04.18

愛知大学野球 名商大 連続完封で勝ち点

 名商大と愛院大が勝ち、ともに連勝で勝ち点を2に伸ばした。名商大は先発左腕・新美渉投手(3年・豊田大谷)が前週に続いて完封し、愛工大に1−0で競り勝った。愛院大は同点の8回に古川昌平捕手(2年・大産大付)が決勝打を放ち、名城大を2−1で下した。

■エース上野に続いた!!新美11K 愛工大斬り

 先輩には負けない。16日の1回戦で4年生エースの上野が完封した名商大は、この日も新美が愛工大打線を完封。新美は前カードの愛大戦に続き、自身初の2試合連続完封勝利だ。

 「きょうは意地だった。昨日、上野さんが完封しているので…」。上野とはプライベートで一緒に食事に出掛けるなど仲がいい。だが、取材陣の前では2人とも「負けたくない」と言う。お互い、面と向かっては何も言わないが、ライバル意識は相当なもの。その相乗効果が愛工大戦でも発揮された。

 この日の新美は5安打されたが、うち4本は内野安打。しかも打球が外野に飛んだのは、左翼前に落ちた愛工大・山下の1安打だけという快投だった。「気付いていなかった。低めに集めたのが良かったのかな」。制球良く決まったスライダーを中心にゴロを打たせながら、11三振を奪った。

 昨年は夏に左肘を痛めて、秋季リーグ戦は一度も登板できなかった。痛める以前は体のケアにも無関心。「キャッチボールでもいきなり強く投げていた」と笑うが、今では入念なストレッチを欠かさず続けている。

 「試合ごとに良くなっている。いい感じ」と新美。今季掲げた目標は「上野さんとタイトル争いをすること」。実現すれば優勝にもグッと近づく。

 (麻生和男)

■古川が決勝打 愛院大も連勝

 愛院大は今春から正捕手の2年生・古川が、8回2死三塁の好機に名城大の2番手・河野から決勝の適時二塁打。「無我夢中だった。(投手の)武石さんが初先発だったので助けたいと思った」と満面の笑みを見せた。

 昨年は代打での出場のみ。リーグ戦でマスクをかぶるのは今季からで、4試合で失点4とリードでも貢献中。「プレッシャーはあるけど周りがしっかりしているので、伸び伸びとやっている」と胸を張った。

▽2回戦(名商大2勝)
名商大 000100000―1
愛工大 000000000―0

▽2回戦(愛院大2勝)
愛院大 000010010―2
名城大 001000000―1

(2011年4月18日 中日スポーツ9面より)

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