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中日新聞掲載の大学記事

2011.03.25

愛知大学野球 関西六大学対抗戦 愛工大打線爆発15安打

 昨季リーグ最下位だった愛工大が、主将の山下諒二塁手(4年・愛知啓成)の4安打や、新人の渡辺耀介右翼手(1年・菊華)の2安打など攻撃力の高さを発揮。計15安打で神院大(昨季最下位)に5−3で勝った。中部大(同4位)は大経大(同4位)に7−1で快勝した。

■昨季最下位から攻撃力武器に逆襲

 愛工大打線のバットから、次から次と安打が飛び出した。先発メンバー中6人がマルチ安打を達成し、計15安打。奥田好弘監督(46)も「積極的に振っていくのはいいこと」と目を細めた。

 巨人の育成選手となった荻野ら主力打者が抜けた。「それを埋めるには打力を上げるしかないと思った」と、4安打と気を吐いた主将の山下。加えて「状況ごとにどういう打撃をすれば良いか、選手の間に方向性ができている」ことも、打力アップに結び付いている。

 チーム内の競争も好結果を生んでいる。その象徴が渡辺だ。「打撃センスも守備もいい」と奥田監督が評価する新人は、この日も先制ホームを踏む二塁打を放ち、定位置を奪う勢い。それが先輩の負けじ魂にも火を付けている。

 投手力のあるチームが優勢な中で、愛工大が攻撃力を武器に、昨季最下位からの下克上を目指す。 (田中一正)

神院大 000020100―3
愛工大 01001201x―5

大経大 000000010―1
中部大 00020005x―7
本塁打 村瀬(中)

(2011年3月25日 中日スポーツ9面より)

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