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中日新聞掲載の大学記事

2011.03.24

愛知大学野球 関西六大学対抗戦 6イニング9奪三振 名城大・角屋

■京産大を手玉

 昨季3位の名城大は、リーグ戦先発候補の角屋龍太投手(3年、岐阜・富田)が、6イニングを1安打9奪三振無失点の好投で期待に応え、京産大(昨季5位)に3−1で快勝した。名商大(同2位)は大院大(同3位)に0−1で敗れた。

 角屋がマウンド上でいきいきと飛び跳ねた。シュート回転で右打者の内角に食い込む140キロ台の直球と、外角に逃げるスライダーを投げ分け三振の山。4回からは4連続三振。3番打者から始まった京産大の主軸が手も足も出なかった。

 「審判が低めをストライクに取ってくれたので、それを生かしました」。制球も思いのままだった角屋は、してやったりの表情。昨年は腰をケガして抑え専門。この日の投球数は今年初めて97球に達したが、日々200球近い投げ込みをしており、「疲れもとくになかった」と頼もしいかぎりだ。

 「もともと力がある選手。昨年は故障で抑えだったけど、今年は先発と考えている」と話す松永健二監督(32)も「順調かな」と好投に合格点。もちろん本人も「先発したい思いはある」と、その気は十分だ。

 もう一人の投手の柱で、東邦高のエースだった下平は同学年。「2人で高め合っていきたい」。しのぎを削ってチームも上位に押し上げることを誓った。 (田中一正)

■精彩欠くも前向き 名商大・上野

 名商大の新エースとなった上野は、先発して5イニングで4安打3死球1失点と、やや精彩を欠く内容。「攻撃につながる投球ができなかった。パッとしなかったけど、リーグまでに調子を上げていきたい」と前を向いた。4年間チームの大黒柱だった水野から、エースナンバーの背番号1を譲り受けた。「プレッシャーはあるけど、水野さんのように周りから頼られる投手になりたい」と“鉄腕継承”を誓った。

京産大 000000001―1
名城大 01000020x―3

大院大 001000000―1
名商大 000000000―0

(2011年3月24日 中日スポーツ12面より)

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