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中日新聞掲載の大学記事

2011.03.15

「人間性を高めた」 三重中京大 ゴルフ部解散式に80人

 松阪市の三重中京大のゴルフ部の解散式が12日夜、同市高町の華王殿であった。

 ゴルフ部は、前身の松阪大学が開校した1982年に創部。県内屈指の強豪で、団体戦では2005年から全国大会に6年連続で出場し、09年に日米大学対抗ゴルフ選手権に初出場。4人のプロゴルファーも輩出した。

 同大は昨春から新入生の募集を停止し、4年生の卒業後の部員は2年生4人だけ。5人以上で組む団体戦に出られなくなったことから同部を解散し、4人は中京大(名古屋市)に編入してゴルフを続けることに決めた。

 解散式には、現役の部員や卒業生、大学関係者ら80人が参加。監督を10年間務めた松本守弘さん(71)はあいさつで「人間性を高める指導が奏功してゴルフも強くなった。学生たちが私の宝です」。感謝の気持ちを込めた色紙や花束を部員たちから受け取ると、涙を流した。2年の寺嶋優介さん(20)は「先輩たちから引き継いできた伝統を守り、中京大のゴルフ部を引っ張っていきたい」と意欲を見せていた。(杉原麻央)

(2011年3月15日 中日新聞朝刊松阪紀勢版より)

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