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中日新聞掲載の大学記事

2008.06.08

名商大、愛工大1部残留M1

1、2部 入れ替え戦 第1日(7日・春日井市民)

 名商大、愛工大が先勝し、1部残留に「あと1勝」とした。1部最下位の愛工大は、2部優勝の名城大に7−1で勝った。リーグで不振だった打線がつながり、主戦藤村竜也投手(4年・西日本短大付)が被安打2、1失点と好投した。1部5位の名商大は、主戦水野鉄男投手(2年・愛知商)の好投と機動力が生き、2部2位の名院大に5−0で完封勝ちした。

愛工大最多7点

 2部降格の危機を背負った土壇場で、ようやく愛工大打線がつながった。稼ぎ出した7点はリーグ戦の試合を上回る最多得点。「大事な試合で、バットがようやく応えてくれた」と奥田好弘監督(44)も、とりあえず胸をなで下ろした。

 1−0の3回だ。1死二塁で「1点差勝負になるはず。絶対点を取ってやる」と気合を高めてきた3番杉谷がセンター前にはじき返して2点目を奪うと、後続も応えた。初回に先制打を放った4番長谷川が左前打で好機を広げると、5番北川が左犠飛、6番小寺の飛球を中堅手がエラー、藤川が左前適時打と1点ずつ取り、4得点のビッグイニングになった。

 杉谷、北川、小寺、そして先発の藤村は4年生。入れ替え戦が決まった後、「最後のリーグを2部では迎えたくない」と結束を高め、結果を出した。「今日みたいな試合ができれば大丈夫」と、打順を毎試合のように組み替えて悩んできた奥田監督も、目を細める完勝。「このチームは強いはず。秋は優勝も狙えると思うんです」と杉谷も胸を張る。勢いに乗って一部残留を一気に決めるつもりだ。 (田中一正)

▽1回戦(名商大1勝)

名院大(2部2位)
 000000000―0
 20010002x―5
名商大(1部5位)
(院)松本−磯部
(商)水野−倉田

▽1回戦(愛工大1勝)
名城大(2部1位)
 000010000―1
 10400101x―7
愛工大(1部6位)
(名)阿部、宮本、小戸森理、龍−荒井
(愛)藤村−櫻井

(2008年6月8日 中日スポーツ11面より)
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