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中日新聞掲載の大学記事

2011.01.31

中部日本学生スキー 1年生馬場 初優勝 男子距離10キロフリー

 スキーの第56回中部日本学生選手権(中部日本学生スキー連盟、中日新聞社など主催)最終日は30日、長野県白馬村の岩岳スキー場などで男女3種目があり、男子の距離10キロフリーで1年生の馬場亮太(中京大)が初制覇。回転は、男子で近藤慎也(同)が優勝、女子は谷口真美(同)が制してスーパー大回転との2冠を達成した。この結果、リレー以外で首位を独占した中京大が男女ともに2年連続で総合優勝した。

■「得意種目」で意地

 頼もしい新星の登場だ。1年生ながら男子距離10キロフリーの頂点に立った馬場。「体調は万全でなかった」という苦しい状況で、優勝できる力を示した。

 期末試験のため、雪上での練習は5日前から。調整不足に加え、昨日の同クラシカルとリレーで計15キロを滑った。コースは起伏が激しく、下り坂はカーブしていて休めない。「疲労がたまる前に息が切れた」と厳しい展開を全身に感じた。

 だが、試合には同クラシカルでわずかな差で敗れた中京大同期の西田も出場。「フリーは得意種目。絶対に負けられない」と意地を見せ、ただ一人、28分台でゴールに飛び込んだ。

 2月には1部残留をかけて競う全日本学生選手権が待っている。「まだ入賞は難しい」と認めるが、距離種目が手薄な中京大の新戦力として初めての舞台を踏む。 (対比地貴浩)

【男子】
▽10キロフリー (1)馬場(中京大)28分41秒3(2)西田(同)29分24秒8(3)竹内(同)30分12秒2▽回転 (1)近藤(中京大)1分29秒23(2)船場(愛工大)1分31秒72(3)二俣(同)1分32秒36▽総合得点 中京大104(2)愛工大81(3)名大46

【女子】
▽回転 (1)谷口1分40秒34(中京大)(2)鈴木(同)1分40秒64(3)吉田(金城学院大)1分48秒35▽総合得点 (1)中京大60(2)金城学院大24(3)静岡大14

(2011年1月31日 中日新聞朝刊23面より)
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