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中日新聞掲載の大学記事

2011.01.09

学生氷上選手権 フィギュア男子 小塚が圧勝

 日本学生氷上競技選手権第3日は8日、北海道の釧路市春採アイスアリーナなどで行われ、フィギュアスケート男子は全日本選手権王者の小塚崇彦(中京大)が前日のショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計253.56点で圧勝した。無良崇人(中京大)が218.91点で2位。女子は高山睦美(明大)が159.99点で初優勝した。

 スピードスケート男子1万メートルは在家範将(日大)が14分26秒90で3連覇、5000メートルと合わせ2年連続の2冠を達成。女子1500メートルは藤村あゆみ(日体大)が2分9秒87で制し、3000メートルとの2種目制覇を果たした。

 アイスホッケーの準決勝は中大が昨年優勝の早大に4−3で勝ち、明大とともに決勝に進んだ。

■4回転に自画自賛

 出だしの4回転ジャンプに、満員の観衆が大歓声を上げた。小塚は「あれだけきれいに跳べたのは初めて」と自画自賛する大技で波に乗ると、スピン、ステップ、ジャンプのすべてで他を圧倒。目立ったミスは後半の3回転ジャンプが1回転になったところだけで、格の違いを見せつけた。

 得点発表を待つ間、仲のいい中京大スケート部の佐野主将を「最後だからこっち来いよ」と呼び寄せ、喜びを分かち合った。大学の仲間と一緒に戦うこの大会に出場するのは4年生にして初めて。目標だった男子学校対抗初優勝の原動力となって「学校にはリンクも造ってもらったし、良かった」と白い歯を見せた。

 昨年末に初めて全日本選手権を制し、3月には東京で世界選手権がある。「そこでいい演技をしたい」と誓う21歳が、年明け最初の大会で上々の滑り出しを見せた。

(2011年1月9日 中日新聞朝刊23面より)
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