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学生活動  2026.03.29

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インドネシアの水害被災地 名古屋学院大生が視察報告

スライドを使い、洪水被害を受けたインドネシアの被災地について語る学生たち=熱田区の名古屋学院大で

スライドを使い、洪水被害を受けたインドネシアの被災地について語る学生たち=熱田区の名古屋学院大で

 名古屋学院大(熱田区)の学生たちが、昨年11月に豪雨による水害で千人以上が亡くなったインドネシアでの被災地視察を行い、28日に同大で報告会を開いた。

 同大は豪雨の直後から、学内外で緊急支援を呼びかける募金活動をしてきた。寄付金のうち約110万円は中日新聞の記事を読んだ読者から寄せられ、調理器具などを寄付してきた。視察は、国際協力を学ぶゼミの一環。学生9人が今月2~9日、同国スマトラ島北端のアチェ州を訪れて被災者と交流したり、文房具などを子どもたちに贈ったりしたほか、現地の歴史や文化などを学んできた。

 報告会は同大のオープンキャンパスに合わせてあり、3年の学生3人が参加した。高原はなさん(21)は濁流に襲われ、家々が流された村内を回り、衝撃を受けたといい「無秩序な森林伐採が被害を拡大させた」という現地の声を紹介。洪水で2メートルはあるバナナの木も浸水したという。

 被災地では、行政が用意する避難所がないなど援助が少なく、大人から赤ちゃんまでが簡素な住居でぎゅうぎゅうになって避難生活をしていた。食事や生活用品も足りず、湿地に生えるニッパヤシでホウキを作る住民も。小野ひなたさん(21)は「住民が我慢を強いられている。無邪気に『遊んで』と笑う子どもに対し、大人は頑張って笑顔をつくるが疲弊した様子に見えた」と振り返った。

 佐分利来煌(さぶりきら)さん(21)は「体験を聞くことで、災害や異文化を自分事と捉えることができた」と意義を語り、支援の継続を訴えた。 (伊勢村優樹)

(2026年3月29日 中日新聞朝刊市民版より)
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