息の合った型を披露する空手部＝多治見市役所駅北庁舎で

　２０２７年４月に多治見市にキャンパスを集約・移転する中京学院大（本部・瑞浪市）の魅力や活動を伝える「プレ大学祭」が２５日、多治見市役所駅北庁舎であった。

　多治見キャンパスの開学に先駆けて、市民に大学を知って親しんでもらおうと大学と多治見市が共催。全３学部やクラブ活動を学生が紹介し、空手部３選手は息の合った型を披露して会場を沸かせた。進学を検討している高校生向けの進路相談もあり、学園祭実行委員が受験や大学生活について紹介した。

　林勇人学長は「このイベントを皮切りに、開校までにただキャンパスを開校するだけでなく、心の面でも地域の方々と距離が縮められるように市と連携にしていきたい」と話した。包括連携協定を結ぶＹＩＣ京都日本語学院（京都市）の留学生が多治見市内を回るイベントも開催。留学生は名刹（めいさつ）・虎渓山永保寺での参拝などを通じて日本の文化に触れた。（吉田英悟）

（2025年10月29日　中日新聞朝刊東濃版より）