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中日新聞掲載の大学記事

イベント  2025.10.02

SNSで隠語 違法薬物に注意 日進・愛知学院大で講習

学生に薬物の危険性を伝える県警薬物銃器対策課の山田さん=日進市の愛知学院大日進キャンパスで

学生に薬物の危険性を伝える県警薬物銃器対策課の山田さん=日進市の愛知学院大日進キャンパスで

 大学生による違法薬物の使用が相次ぐ現状を受け、愛知学院大日進キャンパス(日進市)で、クラブやサークルの幹部を務める学生約200人を対象に薬物の危うさを伝える大学主催の講習会があった。

 講師を務めた県警薬物銃器対策課の課長補佐山田和史さんは、大麻を中心とした違法薬物の使用が若年層で深刻化しているとし、覚醒剤やコカインなど、それぞれの特徴や危険性を説明した。

 また、Xやインスタグラムなどの交流サイト(SNS)では隠語を用いて違法薬物が売買されている、とも。絵文字が氷なら覚醒剤、葉っぱなら大麻を表しているといい「このような投稿を見たら(その投稿から)離れて」と呼びかけた。

 参加した3年でウエートトレーニング部部長の白井克海さん(21)は「SNSで使われる隠語は知らなかった。そういった投稿を見かけたときに(あやしいかどうかの判断に)役立てられると思う」と話した。

 山田さんは「統計的にも、若年層で特に大麻の検挙人数が増えている。若い人たちが危機感を持って薬物から離れてくれれば、被害は大きく減らせる。今後も積極的に啓発していきたい」と話した。(宮下爽)

(2025年10月2日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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