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学生活動 2025.09.17
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タイで子どもらと交流 愛大生と津島高生合同ボランティア報告

タイでのボランティア活動について報告する(左から)愛知大の鈴木さん、橋本さん、津島高2年の生徒=中日新聞社で
ともに国際教育に力を入れる両校は今年6月に連携協定を締結。その第1弾として、愛知大が2018年から進めている海外ボランティアプログラムに津島高が初めて参加した。
愛知大の学生21人、津島高の生徒9人は8月2日から8日までの日程で、タイ北部チェンマイで山岳少数民族の子どもが親元を離れて教育施設に通うために過ごす児童養護施設「カサロンの家」、首都バンコクではスラム街にある「クロントゥーイ幼稚園」を訪問し、交流した。
小学生から高校生まで45人が生活するカサロンの家では3泊し、施設の子どもたちとサッカーをしたり、一緒におにぎりを作ったりするなどして互いの距離を縮めた。
報告に訪れたのは、愛知大経営学部3年鈴木琴葉さん、地域政策学部2年橋本芽さん、津島高2年の生徒の3人。
津島高2年の生徒は「さまざまな課題を抱えているはずなのに、そんなネガティブさを感じさせない子どもたちの姿があった」と振り返った。橋本さんは得意のネイルの道具を持ち込んで体験してもらった。「自分の好きなことで仲を深めることができた」と笑顔で話した。
鈴木さんは、スラム街で訪れた幼稚園について「笑わない子どもの姿を見て違和感を抱き、もっと笑顔で元気よく過ごせる環境が必要だと感じた。多くの人の生活を豊かにできるような仕事をしたい」と話した。(吉田幸雄)
(2025年9月17日 中日新聞朝刊県内版より)