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大学野球 愛知秋季L 名城大、中部大 勝ち点伸ばす

8回に適時打を放ち味方とタッチする名城大の海老原
名城大は中1日で先発した天野が5回無失点で3勝目。中部大は1-1の8回に束野の右越え本塁打で勝ち越した。
■名城大しぶとく 足絡めて主導権
打力で勝る春の王者に対し、足を絡めて主導権を握った。名城大は0-0の3回1死二塁。二走の海老原が打者、山蔭への初球で三盗に成功。「完璧なスタートが切れた」。これで相手の内野は前進守備を敷かざるを得なくなり、山蔭のしぶとい一打は内野手の頭を越えて落ちた。
「行けたら行け」のサインの中、迷いなく走れた理由があった。1回に二塁まで進んだ際、投手を観察しスタートのタイミングを計っていた。先制点を呼び込む4年生の好走塁に、安江監督も「あれが大きかった」とたたえた。
8回には貴重な3点目となる適時打を放った海老原。春の上位2校から勝ち点を挙げ、優勝争いで優位に立つが「まだ序盤なので一戦必勝でやるだけ」と気を引き締めた。(郷司駿成)
▽パロマ瑞穂(中部大2勝1敗)
東海学園大 010000000|1
中部大 00001001x|2
(海)三浦貴-大洞
(部)津波-薬師寺
本塁打束野(部)
▽同(名城大2勝1敗)
中京大 000000012|3
名城大 00100013x|5
(京)大矢、沢田、磯部、柴田-森瀬
(城)天野、大嶽、永田獅-大橋
(2025年9月17日 中日新聞朝刊23面より)