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学生活動  2025.07.17

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企業の課題 解決策披露 名古屋外大生が調査

企業の提示した課題に対し考えた解決策を発表する学生=名古屋市西区の名古屋外国語大名駅キャンパスで

企業の提示した課題に対し考えた解決策を発表する学生=名古屋市西区の名古屋外国語大名駅キャンパスで

 中部の企業から示された課題の解決方法を名古屋外国語大の学生が調査研究し、解決策を提示する報告会が、名古屋市西区の同大名駅キャンパスであった。3~4人一組の6チームが、4月から取材や調査をした成果を発表した。

 グローバルビジネス学科の松本正義准教授の授業の一環。ANAグループや名鉄グループ、東レリサーチセンターなど6社が協力した。

 航空貨物会社ANAカーゴの課題は「貨物専用機の就航地を考える」。4年の坂田那奈美さん(21)ら3人は週1回社員と話し合い、成田空港の同社倉庫を見学するなどしてきた。企業の強みや競合他社の状況、市場の成長具合などから、ジェネリック医薬品(後発薬)の生産地インド・ハイデラバードと、テクノロジー分野の拠点で自由貿易区の設立が決まったベトナム・ダナンを就航地として考案し、提示した。

 ANAカーゴ中部販売支店の渡辺薫里支店長は「今後、可能性がある就航地。経済発展のための現地のインフラ状況などもよく調べてある」と講評した。坂田さんは「実際のビジネスで使われている分析方法を学べた」と話した。

(2025年7月17日 中日新聞朝刊9面より)
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