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イベント  2025.04.24

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愛知淑徳大生が子ども向け催し 米国の大学ならい地域貢献

 長久手市の愛知淑徳大の学生が19日、同市卯塚の市南部浄化センター芝生広場で地域貢献を目的とした「The Big Event」を初めて開き、児童らがスポーツ体験などを行った。

 同イベントは米国テキサスA&M大学で行われている奉仕活動のイベントで、1982年の開始以来、全米の大学に取り組みが広がっているという。

 同大に在学中にイベントに参加経験のある愛知淑徳大食健康科学部の加藤憲教授(52)が学生に声をかけ、「日本でもやってみよう」と決まった。有志の学生13人が集まり、昨年9月から週1回のペースで企画を始めた。スポーツ関連を専攻する学生が多かったことから、子どもたちに親しんでもらうイベントを企画。同大がある市が洞小校区のまちづくり協議会とやりとりしながら、市が洞小の児童に参加を呼びかけた。

 当日は1~5年生15人が参加。フットサル、タックルの代わりに腰につけたタグを取り合うタグラグビー、フライングディスクをパスするアルティメットを体験。家にある食品を持ってきてもらい、市内の子ども食堂に寄付するフードドライブも行った。

 イベントの運営委員会代表で同大健康医療科学部3年の渡辺雅史さん(20)は「子どもたちから『楽しかった』『またやってほしい』という声をもらえて良かった」と喜ぶ。加藤教授は「学生は授業が終わるとバスで帰宅することが多く、地域との接点が少なくなりがち。地域の人と触れ合う機会を持って大学に愛着を持ってもらえれば」と話す。渡辺さんは「次回は秋ごろにもう一度できたら」と目標を語った。

(2025年4月24日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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