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大学野球  2024.09.22

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大学野球 愛知秋季L 中京大など先勝

8回、勝ち越しの3ランを放ち雄たけびを上げる中京大の秋山

8回、勝ち越しの3ランを放ち雄たけびを上げる中京大の秋山

 秋季リーグの1部は21日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で1回戦2試合が行われ、中京大が6-3で愛工大に、中部大が6-2で東海学園大にそれぞれ先勝した。

 中京大は3-3の8回、秋山が勝ち越しの3ランを放った。直後の9回は3番手でエース高木が登板し、三者凡退に抑えた。愛工大は6回に追い付いたが、突き放された。

 中部大は2回、3年生丹羽がリーグ戦で自身初安打となる中前打で1点先制。その後も着実に加点した。東海学園大は終盤に好機をつくったが及ばなかった。

■150キロ直球攻略 秋山決勝3ラン

 150キロの直球をバットの先で捉えると、ライナー性の打球がぐんぐんと伸びた。同点の8回、中京大の秋山は、日本代表「侍ジャパン」でプレーした愛工大・中村から右越えの決勝3ランを放った。普段は冷静な強打者も雄たけびを上げ、「まっすぐにうまく合わせられた」と喜んだ。

 チームの主軸ながら春季は打率が2割2分9厘と低迷した。「結果を求めすぎて、スイングが縮こまっていた」。参考にしたのは全日本大学選手権で戦った青学大。各打者がバットを振り切っており、「たとえ凡退しても相手に圧をかけられる」と感じた。思い切りが良くなり、今季は打率5割と好調を維持する。

 この日は中堅からの好送球で相手の本塁生還を阻止するなど、守備でも活躍した。開幕週は接戦の末、勝ち点を落としたが、春秋連覇は十分に射程圏内。「一戦集中」と秋山。頼れる3年生が本領を発揮してきた。(松本貴明)

 =中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂 1回戦(中京大1勝)
愛工大 000201000|3
中京大 00012003x|6
(工)中村-二村
(京)安藤、沢田、高木-森瀬
本塁打 秋山(京)

▽同 同(中部大1勝)
東海学園大 000000011|2
中部大 01200021x|6
(海)三浦貴、石川、増田-大洞、堀江
(部)肥田、二井-薬師寺、清水智、佐合

(2024年9月22日 中日新聞朝刊18面より)

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