秋季リーグの１部は２２日、名古屋市のパロマ瑞穂野球場で２回戦２試合が行われ、中部大が３－１で東海学園大に、中京大が１－０で愛工大にそれぞれ連勝し、勝ち点１を得た。

　中部大は１回に敵失などで２点を先制。４回途中から救援した長谷川が、５回１／３を無失点で切り抜けた。中京大は７回に福岡のスクイズで１点を先制し、磯部、高木の継投で逃げ切った。

■中部大１年長谷川　満塁ピンチ好救援

　中部大の１年長谷川が、最大のピンチで好救援を見せた。２－１の４回２死満塁でマウンドへ。「すごく緊張したけど、強気に攻めた」。右横手から、狙い通り内角への直球で見逃し三振を奪うと、跳びはねるようにベンチへ駆けた。その後も雨が断続的に強まる中、９回まで被安打２の無失点に抑えた。

　今季からリーグ戦デビュー。中継ぎで２試合登板したが、ここまで１回２／３が最長だった。この日は最速１４０キロの直球に力があり、スライダーも切れ、初のロングリリーフをこなした。長谷川は「今日は１００点満点だけど、次はさらに上を目指す」と貪欲に語った。

　＝中日新聞社後援

▽パロマ瑞穂（中部大２勝）
中部大　２００００００１０｜３
東海学園大　０１０００００００｜１
（部）原田、長谷川－薬師寺
（海）高橋－堀江

▽同（中京大２勝）
中京大　００００００１００｜１
愛工大　０００００００００｜０
（京）磯部、高木－森瀬
（工）樋口、小野－二村

（2024年9月23日　中日新聞朝刊19面より）