竹明かりがともる会場＝阿智村で

　阿智村の昼神温泉で７日、竹明かりをともす「七夕まつり」が始まった。６日夜にはプレイベントが開かれ、星空鑑賞会や和太鼓の演奏があった。

　竹明かりは、観光客に楽しんでもらおうと阿智高校の生徒や名古屋産業大の学生が制作。放置された竹林の竹を切り出し、阿智昼神観光局や昼神温泉旅館青年部の関係者らと協力して手作りした。

　この日、南信地域を拠点とする和太鼓グループ「ＴＯＫＡＲＡ」が演奏する中、竹明かりがともされると、観光客から拍手や歓声が湧いた。阿智昼神観光局の白沢裕次社長は「地元の人も宿泊される皆さんも一緒になって昼神温泉を盛り上げていきたい」と話した。

　七夕まつりは８月３１日まで。期間中は温泉街を散策しながら謎解きを楽しむイベントや、七夕まつり記念グッズの販売などもある。（安江紗那子）

（2024年7月8日　中日新聞朝刊信州版より）