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学生活動  2024.03.13

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衣料品から広める脱炭素 豊田市が大学生らと協力

ニューバイブズが手掛けたポーチ(左)とかばん=豊田市若宮町のT-FACEで

ニューバイブズが手掛けたポーチ(左)とかばん=豊田市若宮町のT-FACEで

 豊田市は、県内の大学生有志らでつくる団体と協力し、「衣服の資源循環」をテーマに、脱炭素について考えてもらう活動を進めている。今月からはリサイクル素材を使った小物を販売しており、2日に東京で開かれたファッションショー「東京ガールズコレクション(TGC)」でもお披露目された。市未来都市推進課の担当者は「大学生から同じ世代の若者たちに向けて脱炭素を広げてほしい」と期待する。(籔下千晶)

■リサイクル素材の小物 TGCで紹介

 学生有志による団体は「New VibeZ(ニューバイブズ)」で、昨年6月に発足。市の企画に賛同した豊田高専や名古屋市の南山大、中京大の学生約20人が参加している。昨年11月に豊田市内などで開かれた自動車競技の世界ラリー選手権(WRC)では、公式グッズとしてオーガニックコットンのTシャツをデザインし販売。その後は、ペットボトルなどをリサイクルした素材で作ったポーチとかばんも開発した。

 市は昨年6月、都内のTGCの企画会社とゼロカーボンシティ実現を目指す連携協定を締結。同社の情報発信力を生かして市の取り組みを広く発信してもらうのが狙いだったが、TGCでもニューバイブズの活動が紹介されることになった。

 当日は、お笑いコンビのEXITがステージでニューバイブズの商品を紹介。集まった約2万人の若者を前に「おしゃれで、環境にも配慮しているものはすてき」とアピールした。TGCの様子は動画配信サイト「YouTube」で見ることができる。

 ニューバイブズが考案したTシャツとポーチ、かばんは同市若宮町の商業施設T-FACE内アウトドアショップ「ラフィングカンパニー」で販売中。ポーチはラリーカーがデザインされ、価格は1600円。かばんはスマートフォンなどが入る小さなサイズで、2800円。市未来都市推進課の長島奈緒さんは「若者たちに脱炭素の輪を広げていきたい」と話した。

(2024年3月13日 中日新聞朝刊豊田版より)

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