北区の名所が詰まったフォトモザイクアート＝北区役所で

■区内で１０００枚撮影　モザイクアートに

　１１日に区制８０周年を迎えるのに合わせて北区は、名古屋造形大（同区名城２）の学生たちと協力し、区内の魅力を詰め込んだフォトモザイクアートを制作した。今月末まで区役所に展示されている。

　アート作品は、同大情報表現領域の３年生１１人が１年をかけて区内を歩き、撮影してきた写真千枚を組み合わせた。大きさは縦１４５センチ、横１０３センチ。黒川の桜や名城公園、普光寺の北大仏など区内７カ所の名所が、一枚の絵としてモザイク調に浮かび上がっている。

　区のウェブサイトでは、学生が撮影した千枚のうちの一部を公開。地図上にある２００カ所の地点をクリックすると、それぞれその場所の写真を見ることができる。

　区の担当者は「美大生の視点を生かしつつ、区の新たな魅力を発見してもらいたかった。次の１００周年に向けて機運を醸成する意味でも、北区をもっと好きになってもらいたい」と話した。アート作品は展示終了後も区の催しで活用をしていく。（森本尚平）

（2024年2月9日　中日新聞朝刊市民版より）