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学生活動  2023.12.13

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規格外野菜でドレッシング 中京大学生、ベンチャーなどタッグ

フードロス解消と地産地消を目指してタッグを組んだ(右から)小吹さん、落合さん、瓦口さん=日進市浅田町で

フードロス解消と地産地消を目指してタッグを組んだ(右から)小吹さん、落合さん、瓦口さん=日進市浅田町で

■日進のシェア冷蔵庫 21日まで販売

 形などが規格外で売り物にならない野菜が並ぶ日進市浅田町の自動販売機「シェア冷蔵庫」で、市内産の規格外野菜から作った「食べるドレッシング」が販売されている。21日までの期間限定。食品ロス削減と地産地消を目指し、中京大(名古屋市昭和区)の学生5人が、同冷蔵庫を開発したベンチャー企業「どんぐりピット」や日進市の人気店「パスタクオーレ」などとタッグを組んだ。(平木友見子)

 学生たちは、同大経営学部の斉藤毅准教授ゼミに所属。持続可能な開発目標(SDGs)を通じた産学連携に取り組む中で、地元農家が規格外野菜を納品する同冷蔵庫を知った。会員登録した客がスマートフォンを使って購入する仕組みだが、稼働率の向上が課題と聞き、知恵を絞った。

 思い付いたのが、規格外野菜を使い、野菜と相性のいい目玉商品を一緒に販売すること。市農政課から紹介された農家と交渉し、材料となる野菜の入手ルートを確保。同大OBの小吹駿斗さん(24)が働くクオーレの協力も得ることができた。

 規格外のタマネギやニンジンのほか、ナッツやリンゴ、卵などが入ったドレッシングは100ミリリットル500円(税込み)。小吹さんは「形はふぞろいだが、意外と使える部分がある。酸味を抑えてあるので、野菜が苦手な人もおいしく味わえるのでは」と自信を示す。パンなどにつけてもよく、約4カ月かけて販売にこぎ着けた3年の落合祐羽さん(21)は「地元の野菜やレストランの味を食べてもらいたい」と願う。

 どんぐりピットの最高マーケティング責任者(CMO)を務める瓦口翔馬さん(30)は「地域への思いというストーリーが込められた商品で意義深い」と満足げ。「今後も学生らとコラボした商品を冷蔵庫に入れていきたい」と話している。

(2023年12月13日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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