観光農園花ひろばのヒマワリ畑を巡る留学生＝ユーチューブから

　名城大（名古屋市天白区）の留学生らが、海外からの旅行者向けに知多半島の魅力を伝える観光ＰＲ動画を制作した。英語、ウズベク語と中国語の字幕を付けてユーチューブで公開している。

　動画は２５分ほど。留学生２人と日本人学生１人がレンタカーに乗って半島を巡り、ヒマワリ畑が広がる南知多町の「観光農園花ひろば」などの観光スポットや地元の土産物を日本語で紹介した。動画に出演した留学生が、字幕の翻訳を担当した。

　完成報告会が６日に同大であり、動画公開後に視聴者から反響があったことや、動画内でのクイズ企画の裏話、印象に残った場面などを振り返った。ウズベキスタンからの留学生ラヒモフ・アンワルベクさん（２４）は「動画を見て、東京や大阪ではなく愛知に来てもらいたい。自然の魅力も紹介したい」と話した。共同制作したテレビ局関係者らも同席した。

　動画制作は、全国の地方紙でつくる実行委主催のビジネスコンテストで、中日新聞社が受賞した企画案のテストとして実施。米ＩＴ企業グーグルの支援を受ける。　（唐崎綾香）

（2023年12月13日　中日新聞朝刊県内版より）