東海学生秋季１部リーグの優勝報告に訪れた（前列左から時計回りに）吉川主将、津田昌輝コーチ、槙野監督、山下要選手＝中日新聞社で

　アメリカンフットボールの東海学生秋季１部リーグで３年ぶりの優勝を果たした名城大の選手ら４人が９日、中日新聞社を訪れ、１１日に初戦を迎える全日本大学選手権での抱負を語った。

　名城大はリーグ戦での王座奪還のため、今春に関東、関西の強豪大との練習試合を例年の１.５倍に増やし、実戦経験を積んだ。

　その結果、２０２１、２２年に優勝した中京大に２２－２０で勝つなど５戦全勝で今季のリーグ戦を終えた。１９８２年から指揮を執り、本年度で勇退する槙野均監督（７０）は「優勝の瞬間はぐっときた。私の引退で重圧もあったと思うが、よく頑張ってくれた」と喜んだ。

　強豪の関西勢に阻まれ、全日本選手権の最高成績はベスト４。８回目の出場となる今回、悲願の決勝（甲子園ボウル）進出に向け、４年の吉川椋介（りょうすけ）主将（２１）は「高めたチーム力を生かし、一戦必勝で臨む」と意気込んだ。１回戦は北海道大と岐阜市の長良川球技メドウで戦う。　（松本貴明）

（2023年11月10日　中日新聞朝刊県内総合版より）