愛知産業大と３工科高校を結んで行われたオンライン授業＝碧南市の碧南工科高で

　愛知産業大（岡崎市）と県内の３工科高校をオンラインで結び、高校生たちが同大の教員から建築について学ぶ授業があった。

　県高校工業教育研究会で建築部会の責任者を務める、碧南工科高の谷沢安彦校長が「大学の学習内容に触れることで、生徒の学びを充実させたい」と同大の協力を得て企画。初回が１０月２５日にあり、碧南工科、豊橋工科、愛知総合工科（名古屋市）の３校で建築を学ぶ１２０人が受講した。

　授業をした同大建築学科の宇野勇治教授は、一見何か分からない建築物の写真を示し、「これは何のための建物でしょう？」と生徒に問いかけながら、さまざまな形の建築物について解説。大学ではどのようなことが学べるかも紹介した。

　オンライン授業は年内にあと２日間（４講座）あり、建築系学科を持つ他の県内、近隣県の工科高にも参加を呼びかけるという。　（浅井正智）

（2023年11月5日　中日新聞朝刊県内版より）