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2008.05.28
中京大 小椋が防御率1位
中京大が4−0で愛工大に勝ち、6勝8敗。勝ち点2で、名商大と並び4位タイで全日程を終えた。1部リーグの5、6位校が2部上位2校と入れ替え戦を行い、中京大は、入れ替え戦出場回避をかけ、29日(正午・中京大豊田グラウンド)に名商大とプレーオフを行う。リーグの首位打者には愛院大・若山雅敬内野手(4年・市岐阜商)、最優秀防御率はこの日完封勝利を収めた中京大・小椋健太投手(4年・中京大中京)が獲得した。
“準完全”で決めた
快挙を逃したことなど気にも留めなかった。中京大・小椋が打たれた安打は7回のバント安打1本のみ。四死球も与えず、“準完全試合”で愛工大を完封だ。「どうせいつか打たれると思いながら投げてました。相手のバントもうまかったし、仕方ない。それよりチームが勝ったことが良かったです」。
負ければ最下位で、入れ替え戦出場も確定する。最優秀防御率のタイトルが懸かっていても、チームの勝利を最優先した。「とにかく先頭打者を出さないことだけ考えました」。約2年間悩まされた右肩痛から復活した今季。1回戦から中2日での登板で、疲労もあったはず。だがまったく感じさせない投球で、愛工大打線を封じ込めた。
今季はこれで5勝1敗。防御率は0・90で、1年春以来、3年ぶりに最優秀防御率のタイトルを獲得した。「2年間投げてないし、これだけの成績を残せるとは思ってなかった」と感慨深げな小椋だが、まだ仕事が残っている。リーグ戦の全日程は終了しても名商大と勝ち点、勝率ともに並んだ。入れ替え戦出場となる5位をプレーオフで決めなければならないのだ。また中1日という過酷なローテ。「次が今季最後と思って自分が投げます。勝てば終わりなんで頑張ります」。フォア・ザ・チームを貫き、小椋は最後まで投げ抜く覚悟だ。 (大久保晋)
▽3回戦(中京大2勝1敗)
中京大 030001000―4
愛工大 000000000―0
(2008年5月28日 中日スポーツ12面より)
“準完全”で決めた
快挙を逃したことなど気にも留めなかった。中京大・小椋が打たれた安打は7回のバント安打1本のみ。四死球も与えず、“準完全試合”で愛工大を完封だ。「どうせいつか打たれると思いながら投げてました。相手のバントもうまかったし、仕方ない。それよりチームが勝ったことが良かったです」。
負ければ最下位で、入れ替え戦出場も確定する。最優秀防御率のタイトルが懸かっていても、チームの勝利を最優先した。「とにかく先頭打者を出さないことだけ考えました」。約2年間悩まされた右肩痛から復活した今季。1回戦から中2日での登板で、疲労もあったはず。だがまったく感じさせない投球で、愛工大打線を封じ込めた。
今季はこれで5勝1敗。防御率は0・90で、1年春以来、3年ぶりに最優秀防御率のタイトルを獲得した。「2年間投げてないし、これだけの成績を残せるとは思ってなかった」と感慨深げな小椋だが、まだ仕事が残っている。リーグ戦の全日程は終了しても名商大と勝ち点、勝率ともに並んだ。入れ替え戦出場となる5位をプレーオフで決めなければならないのだ。また中1日という過酷なローテ。「次が今季最後と思って自分が投げます。勝てば終わりなんで頑張ります」。フォア・ザ・チームを貫き、小椋は最後まで投げ抜く覚悟だ。 (大久保晋)
▽3回戦(中京大2勝1敗)
中京大 030001000―4
愛工大 000000000―0
(2008年5月28日 中日スポーツ12面より)