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中日新聞掲載の大学記事

2010.08.31

松阪の活性化へネットサイト 三重中京大生が作成

■松阪占い 『宣長』など12タイプ 学生マップ 安くおいしい店紹介

 松阪市久保町の三重中京大の学生たちが、若い力で松阪を活性化しようと、星座占いと市内の飲食店紹介を組み合わせた独自のインターネットサイトを作成した。学生たちは「サイトをきっかけに、交流の輪を広げたい」と、活用に期待している。(杉原麻央)

 同大は、今春から新入生の募集を停止し、2013年3月での廃止が決まっている。「学校がなくなっても、自分たちがここにいた証しを残したい」と、今年3月に同大文化会の有志8人で「Project(プロジェクト)はっぴぃ」を立案。松阪の情報を発信する2つのサイト「松阪占い」と「松阪学生マップ」を作った。

 「松阪占い」は、十二星座を松阪にちなんだ「松阪牛」や「松阪城」「本居宣長」「三重中京大」など12のタイプで示す学生たちオリジナルの占い。松阪の名物や名所、有名人などの特徴を、性格の傾向と関連づけて説明もしている。占いに出てくる名物などの詳しい情報が得られるホームページにリンクし、移動できるようにもした。

 「松阪学生マップ」は、学生目線で選んだ安くておいしい店やデートにぴったりの店など市内32店舗を写真とコメント入りで紹介。学生たちが自費でラーメン店やカフェなどを1軒ずつ取材し、値段や味などを自分たちの感覚で評価した。閲覧者が感想を書き込むこともできる。

 松阪占いは、幅広い年齢層の人にサイトを見てもらう糸口にする狙いもある。占い結果のページでは、星座のタイプごとにお薦めの飲食店を紹介し、学生マップの閲覧につながるように工夫した。サイトは、今後も学生たちで更新し、内容を充実させていく。

 文化会委員長の3年小室良太さん(21)は「大学がなくなれば、地域の活気もなくなる。サイトを見て、多くの人に松阪を訪れてもらい、このまちを元気にしたい」と話していた。

 「松阪占い」のアドレスはhttp://www.ph-uranap.jp/uranai/ 「松阪学生マップ」はhttp://gmap.ph-uranap.jp/

(2010年8月31日 中日新聞朝刊松坂紀勢版より)
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