学生に教えてもらいながら料理に挑戦する子どもたち＝日進市の愛知学院大で

　地元の野菜のおいしさや料理の楽しさを知ってもらおうと、ＪＡあいち尾東（本店・日進市）は３日、愛知学院大（同市）で小学生を対象とした教室「子どもクッキング」を開いた。参加した約３０人は、同大健康栄養学科の学生１４人のサポートを受けて料理に挑戦した。

　メニューは、地元でとれたナスやトマトなどの夏野菜のタコライスとプチヴェール酢を使ったグミのフルーツポンチ。タコライスにかけるカッテージチーズも牛乳から手作りし、出たホエイ（乳清）でご飯を炊いた。地産地消を意識し、栄養価を考えながら学生と教員が一緒に考えたという。

　子どもたちは、学生に安全な包丁の持ち方や、炒め方を教えてもらいながら調理。完成した料理をおいしそうにほおばった。竹の山小学校４年の児童（９つ）は「お兄さん、お姉さんが優しかったので、一緒に料理できて楽しかった」と話していた。（平木友見子）

（2023年8月8日　中日新聞朝刊なごや東版より）