祠峯公園やまちづくりについて意見交換する参加者＝武豊町の砂川会館で

　武豊町の祠峯（ほこらみね）公園を核として地域防災力の向上やコミュニティーづくりに取り組む住民と、日本福祉大の学生による「ほこらみね老若男女井戸端会議」が１１日、砂川会館（同町砂川）であり、公園を活用したまちづくりについて意見交換した。

　住民でつくる「祠峯公園を楽しむ会」と、身近な地域と関わる活動を続ける日本福祉大社会福祉学部の田中優ゼミが主催。両者はこれまで、共催で防災訓練などを開催しており、コロナ禍後の公園やまちづくりについて知恵を出し合おうと、会議を開いた。

　約５０人の参加者が、５グループに分かれて意見交換。「コロナで人との交流が減ったので、イベントや祭りを開いたらどうか」「お年寄りに家から出てもらうために、公園に健康器具をつけてほしい」「防災が前面に出ると、あまり公園に行きたくならない」などと、活発に意見が出た。

　両者は今後も、共催でのイベントなどを計画している。楽しむ会の世話人代表を務める加古猛二さん（７３）は「祠峯公園だけでなく、武豊町全体のまちづくりに関わってくれれば」と学生に期待した。（高橋貴仁）

（2023年6月13日　中日新聞朝刊知多総合版より）