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中日新聞掲載の大学記事

2010.08.27

大切な食事ひと工夫を 岐阜女子大 市民講座で予防法説く

■高齢者の低栄養は危険

 栄養素が不足し、さまざまな病気につながる「低栄養」を予防しようと、岐阜女子大食文化開発支援センター(岐阜市太郎丸)は25日、同大で市民講座「高齢期の食事」を開き、高齢者ら約40人が耳を傾けた。

 健康栄養学科の舘和彦教授は「食欲やかむ力などが低下し、肉や野菜など硬い物や繊維質を避けるようになる」と、高齢者が低栄養になりやすい理由を説明。特にタンパク質が足りなくなると、貧血や脳出血、肺炎などを引き起こすリスクが高まるとして「動物性タンパク質を十分に取る」「間食を避けて3食をしっかり食べる」「運動や趣味に励み、食欲を増進させる」などと予防法を説いた。

 夏バテ解消や食欲増進につなげる料理教室もあり、同学科の水野幸子教授がアボカドやナスを使ったレシピを紹介した。(多園尚樹)

(2010年8月27日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)
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