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お知らせ  2023.04.13

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近視進行抑制の研究 寄付講座1年で式典 愛知医大とメニコン

研究成果や今後の計画について話す三木教授(左)

研究成果や今後の計画について話す三木教授(左)

 愛知医科大(長久手市)とコンタクトレンズ大手「メニコン」(名古屋市中区)の産学連携寄付講座「近視進行抑制」が、開講から1年となることを記念して、講座の研究拠点となっている同大の「眼科クリニックMiRAI」(同市東区東桜)で11日、記念式典があった。関係者が研究のさらなる進展を願った。

 講座では、子どもの近視の進行とその抑制に関するメカニズムの解明や、新しい近視抑制機能のあるコンタクトレンズなどの基礎研究をしている。

 式典には関係者ら30人が参加した。同大の祖父江元理事長が、メニコンの田中英成会長に感謝状を贈った。講座を担当する三木篤也教授が研究内容などを発表し、「国際的な近視研究の拠点として活動していきたい。近視診療を担う人材を国内外で育てていきたい」と話した。

 同大によると世界的に近視の人口が増加していて、世界では現在の推測値30%が2050年に50%になると予想されている。近視の割合は特に東アジアで多いという。緑内障や網膜剥離など眼疾患のリスクを高める近視の進行抑制は、世界的に関心が高まっている。

(2023年4月13日 中日新聞朝刊県内版より)

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