協力しながら「Ｂｅｙｏｎｄ　ＳＤＧｓ人生ゲーム」を進める参加者たち＝金沢市堀川新町で

　金沢フォーラス（金沢市堀川新町）で１５日、「持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）」に理解を深めるイベント「ＦＯＲＵＳ　ＦＯＲ　ＥＡＲＴＨ～アースデイ～」が始まった。金沢工業大（野々市市）が主催し、子どもも大人も楽しめるゲームや金継ぎ体験などを用意している。１６日まで。

　ＳＤＧｓを題材にしたゲームや、九谷焼の破片を金継ぎで組み合わせるアクセサリー製作のほか、古着を編むコースター作りなど計６つの体験とワークショップを楽しむことができる。

　同大が「タカラトミー」（東京）と開発した「Ｂｅｙｏｎｄ　ＳＤＧｓ人生ゲーム」の体験ブースでは、参加者が協力してＳＤＧｓの１７の目標達成に必要なカードを集め、ゲームのクリアを目指した。

　金沢市中央小学校４年の男子児童（９つ）は「普段は相手と戦うゲームをしているけど、これはみんなで助け合うのが楽しかった。自然や動物との共存のためにもＳＤＧｓの達成が必要だと思った」と話した。

　企画の全体統括を務める同大応用バイオ学科３年の川野光莉（ひかり）さん（２０）は「いろんな世代の人が来る施設なので、誰でも楽しめる簡単な体験を用意した。ＳＤＧｓを身近に感じ、興味を持ってもらいたい」とイベントをＰＲした。

　１６日も金沢フォーラス６階で午前１０時から午後６時まで開催。参加は無料。午後１時から同大教授や識者による特別トークセッションもある。　（戎野文菜）

（2023年4月16日　北陸中日新聞朝刊金沢表版より）