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学生活動  2023.02.01

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放置柿 葉っぱ使いラテに 料理教室の開催も 白山・河原山 金工大生が活性化策

市職員や地元住民たちに白山市河原山町の活性化策を提案する学生たち=白山市役所で

市職員や地元住民たちに白山市河原山町の活性化策を提案する学生たち=白山市役所で

■市役所で研究発表会

 高齢化が進む白山麓地域の白山市河原山町を元気にしようと、金沢工業大(野々市市)経営情報学科の2年生15人が31日、白山市役所で、市職員や地元住民を前に、活性化の研究発表会を開いた。同学科の3チームが、地域で活用されていない柿を使った商品開発や、フードロス教育を盛り込んだ料理教室などユニークな案を発表した。 (青山尚樹)

 同大では、地域課題をテーマに解決策を探る「プロジェクトデザイン教育」を実施しており、学生が2021年度から、河原山町の活性化について研究している。

 学生たちは夏季休暇などを利用して、現地で直接住民から町の現状や課題を聞き取った。地域内に放置されている柿の木がたくさんあることから、柿を使った地域活性化策に着目した。

 凍らせた柿を砕いてはちみつと合わせる「柿氷(かきこおり)」や、地域住民と交流しながら、柿の葉をすりつぶして牛乳などと混ぜる飲み物「柿の葉ラテ」作りなどを提案。熟れ過ぎたり、傷ついたりして商品にならない柿を使った料理教室、子どもたちにフードロスを教える紙芝居を作り、柿を味わいながら親子で学べる事業を提案した班もあった。

 今後は、同町にある旧北陸鉄道金名線の白山下(はくさんした)駅跡を活用したカフェ「かあちゃんの駅カフェ」と協力して、新メニューの開発を検討する。

 横川祐志副市長は「子どもの興味を引く工夫やかわいらしい紙芝居などどれも素晴らしかった」と高く評価。川崎正美町内会長(67)は「若い人が真剣に町のことを考えてくれてうれしかった。想像もしなかった柿の使い道で、面白かった」と話した。

(2023年2月1日 北陸中日新聞朝刊加賀版より)

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