気になった記事について話し合う学生＝名東区の愛知東邦大で

　愛知東邦大（名東区）で１９日、経営学の講義の一環で、中日新聞の記事を使った授業があった。学生が気になった記事を基に、意見を交換した。

　愛知東邦大では経営学部１年生２０２人が対象の必修科目「経営学」で昨年１２月から、中日新聞電子版の無料体験プログラムを取り入れ、学生が新聞に触れてきた。

　この日は紙の新聞が配られ、学生は経営学に関する記事などを選び、気になった理由などを話し合った。トヨタ自動車が電気自動車（ＥＶ）を増産することを伝える記事を選んだ学生は「エンジン車が減ると、たまにエンジン車で限定モデルなどを出せば、一部のファンが買ってくれるのではないか」などと話した。

　授業を担当した同学部地域ビジネス学科の手嶋慎介教授は「新聞なら興味のない記事でも目に入る。幅広い教養を得られ、人生の広がりを生む」と意義を話した。

（2023年1月20日　中日新聞朝刊市民総合版より）