来店客に被害者支援の必要性を伝える参加者＝岐阜市正木中のマーサ２１で

　犯罪被害者週間（１２月１日まで）に合わせ、県警とぎふ犯罪被害者支援センターなどは２９日、岐阜市正木中の商業施設「マーサ２１」で、来店客にチラシを配るなどして支援の輪の拡大を呼びかけた。

　朝日大（瑞穂市）の防犯ボランティア「めぐる」の学生を含む約３０人が参加。精神的ショックなど被害者を苦しめる問題を紹介し、「『自分の気持ちを分かってくれる人が近くにいる』ことが大きな支えになる」などと呼びかけるチラシ６００部を配布した。

　県警広報県民課の後藤逸治次席は「誰もが突然、被害者になり得る。助け合いで周囲がフォローできるようになれば」と話した。（立石智保）

（2022年11月30日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）