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大学野球  スポーツ  2022.10.25

大学野球 愛知秋季L 愛大 1部昇格 18年秋以来

1部昇格を決めて喜び合う愛大ナイン=パロマ瑞穂球場で(谷大平撮影)

1部昇格を決めて喜び合う愛大ナイン=パロマ瑞穂球場で(谷大平撮影)

■2-1の5回主将阿部が追撃2ラン (24日・パロマ瑞穂)

 愛知大学野球秋季リーグの1部2部入れ替え戦が24日、パロマ瑞穂球場で行われ、2部優勝の愛大が1部6位の愛院大に6-2で勝利。2勝1敗で2018年秋以来となる1部昇格を決めた。1点リードで迎えた5回に主将の阿部修大内野手(4年・愛知)が2ランを放ち、試合の流れを大きく引き寄せた。

■春から立て直し 八田監督「4年生が投打で軸に成長してくれた」

 終盤に相手がみせた粘りを振り切った愛大が1部昇格を決めた。6-2で迎えた9回1死満塁。一発出れば同点に追い付かれるピンチで、後続を左飛と三ゴロに打ち取り試合終了。マウンドにまる4年ぶりの1部昇格を喜ぶ歓喜の輪ができた。

 「春の惨敗からよく頑張ってくれた。春まではチームの軸がいなかったけど、4年生が投打で軸に成長してくれた」。八田剛監督(50)は目を赤らめながら最上級生の頑張りをたたえた。

 昇格か残留かが決まる大一番でも4年生の活躍が光った。先発した196センチの長身右腕・中井が5回途中まで1失点と好投すると、5回に主将の阿部がリードを3点に広げる2ラン。「抜けてくれと思って走っていた。結果的に大きな2点になってうれしい」。阿部は1部昇格を引き寄せた一発を笑顔で振り返った。

 今春のリーグ戦では終盤に逆転される展開が目立ち、2部Aで5勝5敗1分けの7位に沈んだ。8月にはコロナ禍で中止になっていた北海道夕張合宿を3年ぶりに実施。徹底的に走り込んで終盤まで戦える体力を一からつくり直すと、今秋は9勝1敗と立て直した。

 阿部と4歳年上の兄・寛大さんは同じ愛大硬式野球部OB。2部降格が決まった2018年秋は4年生で副主将を務めていた。「僕が2部に落としたからおまえが1部に昇格させてくれ」と日ごろからハッパをかけられていただけに、「兄にもいい報告ができます」。後輩に渡された1部昇格という置き土産。来季は1部の強豪相手に全力でぶつかる。 (谷大平)

◇1部2部入れ替え戦
▽3回戦
愛院大(1部) 000011000|2
愛大(2部) 01102002x|6
(院)荒島、三島安、石原-三島有
(愛)中井、玉木-稲吉
本塁打 阿部(愛)

◇2、3部入れ替え戦
▽3回戦(名産大2勝1敗)
愛教大(2部) 001200000|3
名産大(3部) 00020400x|6
(教)野村、江尻、松尾-伊吹
(産)久馬、久保田、羽田-毛呂
※名産大は2部昇格決定

(2022年10月25日 中日スポーツ7面より)

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