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学生活動  2022.10.18

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金山の住民組織と愛知・日福大ゼミ 若者の意見 活性化に 少子高齢化進み連携協定

協定書にサインした田中教授(左)と佐々木代表=下呂市で

協定書にサインした田中教授(左)と佐々木代表=下呂市で

 少子高齢化が進む下呂市金山町東地区の住民組織と、日本福祉大(愛知県美浜町)の田中優(まさる)教授のゼミが連携協定を結び、一緒に地域活性化を図っていくことになった。同地区は若年層が少なく、若者の意見が聞けるのは貴重。学生は同地区を訪れてゼミの研究テーマであるまちづくりについて考えるなど、双方にメリットのある関係を目指す。(上田千秋)

 住民組織は、区長や農業関係者らでつくる東地区集楽環境保全会。「やるなら楽しくやろう」という趣旨で名称に「集楽」を使い、草刈りや水路の清掃など地域の環境を守る活動を続けている。

 田中教授は地方自治論が専門。卒業後は自治体や社会福祉協議会などの職員として働くゼミ生が少なくないといい、特定の地域と関係を深めるのは将来の仕事にも役立つとしている。同地区の住民とは2年ほど前に交流を始め、これまでも何度か訪れている。

 15日に、住民が活動拠点として使っている旧東第一小学校(昨年3月に閉校)で締結式があり、ゼミ生らが見守る中、同保全会の佐々木克哉代表と田中教授が協定書にサインした。

 今後は協定に基づき、ゼミ生が同地区でイベントを企画したり、インスタグラムで情報発信したりしていく。

 田中教授は「学生にとっては学びの場。地域にいい影響を与えられれば」と語り、佐々木代表は「学生が動いてもらうことが地域にとってプラスになる。いつでも気軽に来てほしい」と呼びかけた。

(2022年10月18日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)

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