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お知らせ 2022.07.21
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難民支援 千畝の絆結実 名城大生 リトアニア大使に募金目録
ロシアのウクライナ侵攻でリトアニアに逃れた難民を支援しようと、名城大(名古屋市)の稲葉千晴教授(64)と学生らが4月に始めた募金が約500万円になった。20日、同大でリトアニアのオーレリウス・ジーカス駐日大使(43)に目録を手渡した。
募金活動は、第二次世界大戦中にリトアニアでユダヤ人難民に「命のビザ」を発給した外交官杉原千畝(ちうね)を研究する稲葉教授が、現地の研究者からウクライナ難民を支援する団体の窮状を聞いたのがきっかけ。「難民を救うにはビザだけでなく、お金や協力する団体も必要」と、学生ら約30人と名古屋市で募金活動をしてきた。
募金は6月、窮状を伝えた研究者が住むシャウレイ広域市に送った。この日の目録贈呈式で、ジーカス大使は「命のビザのおかげでリトアニアと日本が強い絆で結ばれたように、今回の寄付のおかげでもう一度、両国とウクライナがつながれた」と感謝した。
4年の安藤桃花さんと3年の山田拓斗さん=いずれも(21)=は「最初は(街頭で)声をかける勇気が出なかったが寄付してくれる人がいて励みになった。難民が元の生活に戻れるようになってほしい」と話した。稲葉教授らによると、リトアニアへの難民は約6万人でほとんどが母子という。
寄付は今後も振り込みで受け付ける。口座名は「杉原千畝ウクライナ難民募金 代表 稲葉千晴」で十六銀行天白支店、普通口座1085736。問い合わせは募金事務局=メールchiuneguide@yahoo.co.jp=へ。
(2022年7月21日 中日新聞朝刊28面より)
募金活動は、第二次世界大戦中にリトアニアでユダヤ人難民に「命のビザ」を発給した外交官杉原千畝(ちうね)を研究する稲葉教授が、現地の研究者からウクライナ難民を支援する団体の窮状を聞いたのがきっかけ。「難民を救うにはビザだけでなく、お金や協力する団体も必要」と、学生ら約30人と名古屋市で募金活動をしてきた。
募金は6月、窮状を伝えた研究者が住むシャウレイ広域市に送った。この日の目録贈呈式で、ジーカス大使は「命のビザのおかげでリトアニアと日本が強い絆で結ばれたように、今回の寄付のおかげでもう一度、両国とウクライナがつながれた」と感謝した。
4年の安藤桃花さんと3年の山田拓斗さん=いずれも(21)=は「最初は(街頭で)声をかける勇気が出なかったが寄付してくれる人がいて励みになった。難民が元の生活に戻れるようになってほしい」と話した。稲葉教授らによると、リトアニアへの難民は約6万人でほとんどが母子という。
寄付は今後も振り込みで受け付ける。口座名は「杉原千畝ウクライナ難民募金 代表 稲葉千晴」で十六銀行天白支店、普通口座1085736。問い合わせは募金事務局=メールchiuneguide@yahoo.co.jp=へ。
(2022年7月21日 中日新聞朝刊28面より)