動物をテーマにした楽曲を披露する県立芸術大と同大大学院の学生＝昭和区花見通１の昭和文化小劇場で

　「こどもの日」の５日、大人から子どもまで楽しめるクラシック音楽のコンサート「動物の音楽祭」が、昭和区花見通１の昭和文化小劇場で開かれた。親子連れら約２００人が参加し、会場に響く歌声と楽器の演奏を楽しんだ。

　県立芸術大（長久手市）で音楽を学ぶ学生を中心に結成したグループ「Ｃｏｍｅｄｙ　Ｓｙｍｐｈｏｎｙ　Ｃｌａｓｓｉｃｓ」が、クラシック音楽を身近に感じてもらおうと企画した。コンサートは動物をテーマに選曲し、「２匹の猫の愉快な歌（二重唱）」「動物の謝肉祭」といった楽曲から「こいのぼり」や「七つの子」といった童謡までストーリー仕立てで披露した。

　会場には時折子どもたちの泣き声や笑い声が響き、音楽に合わせて体を動かす子もいた。同大大学院音楽研究科博士前期課程の寺島大雄（ひろかず）さん（２３）は終演後、「クラシックの楽しさや面白さを伝えられたような気がします」と振り返った。　

　（斉藤和音）

（2022年5月6日　中日新聞朝刊市民版より）