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学生活動  2021.12.03

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対面でも心つながる授業を 中部大 学生が改善案発表

よりよい授業への提案を発表する学生=中部大で

よりよい授業への提案を発表する学生=中部大で

 オンライン 心の中はオフライン-。大学の授業を魅力あるものにするため、中部大(春日井市松本町)が学生から募集した改善のアイデアや、授業への思いを詠んだ川柳の授賞式が同大であり、「Good Idea賞」に選ばれた学生8人がそれぞれの意見などを発表した。(磯嶋康平)

 同大は「魅力ある授業」づくりに学生の声を生かそうと、2013年度から4年ごとに意見を募集。ことしは「アイデア・意見部門」と「授業あるある・つぶやき、川柳部門」に計129件が寄せられ、学生と教職員の選考委員が各部門4件ずつ受賞作を選んだ。

 アイデア・意見部門で大学院1年の堀天(あまね)さんは、院生が先生を務める特別講義を提案。自身の研究の説明だけでなく、研究室の活動や普段の暮らしぶりも話すことで「院生と学部生のつながりを強め、専門知識習得のモチベーションも向上できる」とした。

 新型コロナウイルス禍で中部大でも取り入れられたオンライン授業については、人文学部1年の服部稜歩さんが、パソコンで提出したリポートに先生が必ずコメントを付けてくれるようになったことを紹介。「大学に通えなくても学ぶ意欲を落とさず安心して受講できた」とし、対面でも先生とのつながりが感じられる授業を求めた。

 遠隔授業は感染防止に効果がある一方、集中力の維持が難しいとの意見もあり、川柳部門で受賞した応用生物学部1年、石川桃佳さんは「目覚めたら教授と2人zoom授業」と詠んだ。冒頭の川柳の作者、工学部4年の佐竹凌也さんは「受賞はみんなが共感してくれたおかげだと思う」と話した。

(2021年12月3日 中日新聞朝刊近郊総合版より)

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