協定書を取り交わした大辻会頭（左）と竹内学長＝春日井市松本町の中部大で

　春日井商工会議所と中部大（春日井市松本町）は２日、包括連携協定を結んだ。両者が力を入れるＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）活動を軸に、産官学連携や人材育成、地域活性化など幅広い分野での協力関係をさらに深める。

　同大で締結式があり、大辻誠会頭と竹内芳美学長が協定書を交わした。両者はこれまでも報酬型インターンシップ（就業体験）や中部大のシニア大学への講師派遣、経営者を交えた授業の実施などで協力してきた。今後は地域のＳＤＧｓ活動や、カーボンニュートラルなど脱炭素化での連携を想定している。

　春日井商議所が大学と同様の協定を結ぶのは初。大辻会頭は「商議所の活動にいろいろな知恵をお借りしたい」と期待。中部大は近隣自治体の商議所とも包括協定を結んでおり、竹内学長は「地域の今まで以上の活性化につなげていければ」と話した。

（2021年12月3日　中日新聞朝刊近郊総合版より）