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学生活動  2021.11.21

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学生たち ラジオで発信 FMいちのみや 愛知淑徳大生7人が番組制作

ラジオ番組のため、イベント主催者に質問する(左から)若森さん、石倉さん、中谷さん=一宮市内で

ラジオ番組のため、イベント主催者に質問する(左から)若森さん、石倉さん、中谷さん=一宮市内で

■マルシェを取材 広がる関心

 愛知淑徳大の学生たちが取材、編集を担当するラジオ番組が、一宮市のコミュニティラジオ局「FMいちのみや」で放送されている。地元でマルシェを開く関係者にインタビューし、情報を発信。学生がラジオ好きだったことから、企画が実現した。

 「イベントを始めたきっかけを教えてください」。同大交流文化学部(千種区)3年の若森明日香さん(20)ら3人は14日、一宮市内の古民家貸しスペースでインタビューを収録した。相手は、同所で野菜やパンの販売イベントを開く主催者ら。開催への思いやコロナ禍の影響などを質問し、iPhoneで録音した。

 番組制作は、ラジオを聴くのが大好きな若森さんが2月、ゼミの教授に「番組を作ってみたい」と相談したことがきっかけ。教授の知り合いであるFMいちのみやの鳩山佳江社長の協力を得て、話が進んだ。

 若森さんが大学で研究対象にしているマルシェをテーマとし、番組名は「いちのみやマルシェ応援団!」とした。現在、2、3年生7人で制作。取材後はパソコンで自分たちで編集し、音声データを送付。同局がチェックした上で、10月から毎月第1土曜の午前10~10時半に放送されている。

 取材を通した出会いで、学生たちは関心の幅を広げている様子。14日の取材を担当した石倉佳奈さん(19)は「社会人に意見を聞ける貴重な機会。そんな人生あるんだって驚く」。中谷さくらさん(20)は「自分も地元の催しに関わりたいなと思った」と話した。

 鳩山社長は「体当たりで進めているのが、学生らしくていい。若者が地域に目を向けてくれることで取材先も喜ぶ」と評価。若森さんは「ゼロから自分たちで作り出すのはやはり面白い。番組を聴いて、マルシェや交流の場を知ってほしい」と期待した。

 今回取材した内容は12月4日に放送。インターネットでも聴ける。インスタグラム(@ichinomiya.marche)でも情報を発信している。 (下條大樹)


(2021年11月21日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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