産業技術総合研究所と協定を結んだと発表した（左から）原学長、佐治木副学長、森事務局長＝岐阜市役所で

　岐阜薬科大（岐阜市）は２７日、国内最大級の公的な研究機関で、全国１１カ所に研究拠点を持つ「産業技術総合研究所」（研究本部・茨城県つくば市）と教育研究の協定を結んだと発表した。

　岐阜薬科大の佐治木弘尚副学長が、２０１５年から研究所と共同で化学物質の合成方法を開発していることを縁に、今月１日に協定を結んだ。大学院生を研究所に派遣したり、研究者に大学の客員教授などを委嘱したりできる。

　この日は原英彰学長、佐治木副学長、森正隆事務局長が岐阜市役所で会見。原学長は「より充実した研究環境で、学生たちが実用化を目指した取り組みができる」と期待を述べた。佐治木副学長は「学生たちが（研究者の）英知に触れられる機会」と話した。（大沢悠）

（2021年9月28日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）