大学設置・学校法人審議会は２７日、大阪府立大と大阪市立大を統合する大阪公立大など２０２２年度に開学を予定している公私立大４校と、私立専門職大１校の新設を認めるよう萩生田光一文部科学相に答申した。

　大学の新設は他に、川崎市立看護大（川崎市）、大阪信愛学院大（大阪市）、令和健康科学大（福岡市）。６校の学部新設と６校の大学院設置なども答申した。

　８校の専門職大や大学院研究科の新設などが取り下げられ、４校は審査継続となった。

　答申内容は次の通り。（かっこ内は学部・学科・研究科、入学定員、所在地。Ｍは修士課程または博士前期課程、Ｄは博士課程または博士後期課程、Ｐは専門職大学院）＝関係分

　【私立大の学部新設】金城学院大（看護学部看護学科１００＝名古屋市）▽名古屋女子大（医療科学部理学療法学科５０、作業療法学科３０＝名古屋市）

　【公立大大学院の新設】長野県立大大学院（ソーシャル・イノベーション研究科ソーシャル・イノベーション専攻Ｐ１０、健康栄養科学研究科健康栄養科学専攻Ｍ５＝長野市）

　【私立大大学院の研究科新設】松本大大学院（総合経営研究科総合経営専攻Ｍ５＝長野県松本市）▽金城学院大大学院（薬学研究科薬学専攻Ｄ２＝名古屋市）

　文部科学省は２７日、既存組織を改編し、２０２２年度に学部や大学院研究科などを設置する大学や短大のうち、今年４月分と６月分として届け出を受理した計１３校を公表した。

　届け出内容は次の通り。（かっこ内は学部・学科・研究科、入学定員、所在地）＝関係分

　【私立大の学部設置】名城大（情報工学部情報工学科１８０＝名古屋市）

　【私立大の学科設置】至学館大（健康科学部体育科学科１００＝愛知県大府市）▽静岡理工科大（理工学部土木工学科５０＝静岡県袋井市）

（2021年8月28日　中日新聞朝刊29面より）