学生らに事業内容などを説明する中部電力パワーグリッドの社員＝岐阜市柳津町高桑西の岐阜聖徳学園大で

　岐阜市の岐阜聖徳学園大で３日、就職や企業について理解を深める「キャリアセミナー」があった。外国語学部の３年生約７０人がオンラインで受講した。

　中部電力パワーグリッド（ＰＧ）岐阜営業所（岐阜市）の杉山和宏さんと、桜井一也さんが講師を務めた。２人は学内から、会社の事業内容やエネルギー業界の将来像などを説明した。

　大学や自宅で聞いた学生らは、送配電機器や通信設備など同社が持つ資源を活用し、新サービスを考えるグループワークにも挑戦。インターネットに接しにくい高齢者に情報を発信するサービスや、災害時の通信環境を向上させることなどが提案された。

　五月女翔さん（２１）は「企業の課題を解決するアイデアを皆で考えるのが印象に残った。身近な業界について知ることで視野が広がった」と話した。（形田怜央菜）

（2021年6月4日　中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より）