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長浜の梅酒 世界で金賞 原材料配合などバイオ大と共同研究
■佐藤酒造・初出品「梅の酔」
長浜市の佐藤酒造が同市の長浜バイオ大と共同でつくった「日本酒仕込梅酒 梅の酔(よい)」が、世界各地のワインなどが出品される「第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール」の日本リキュール部門で金賞に選ばれた。世界的に知名度の高いコンクールで、初出品での快挙。受賞した梅酒は5月中旬に発売する。 (川添智史)
同社は、かつて実家が造り酒屋だった佐藤硬史(かたし)社長(47)が2010年に設立し、翌11年から醸造を始めた。梅の酔は伊吹山麓産のウメを用い、同年から製造している。
同大との研究は19年から。向由起夫教授(遺伝学)や学生たちが協力している。日本酒と氷砂糖、ウメの実の配合などが異なる10パターンを試作して漬けた実を取り出す時期などを毎月分析し、理想の組み合わせを探してきた。
受賞したのは昨年7月に漬け込んだ梅酒。スモモのような甘い香りとやわらかな口当たり、雑味のない後切れの良さが特長という。
コンクールは3月末~4月8日に仏パリであり約5200銘柄が出品された。ソムリエや醸造家、ジャーナリスト、料理人など審査員約600人は全員女性。見た目や香り、味の計39項目を審査し、梅の酔は部門最優秀の12銘柄の1つに輝いた。
佐藤社長は市役所で藤井勇治市長に受賞を報告し「梅酒は女性の人気が高い。女性の審査員に評価され、非常にうれしい」と話した。藤井市長も「ウメは市の花。明るいニュースです」と喜んだ。
受賞した梅酒は500ミリリットル入りで500本ほど製造。税別1200円。パッケージを刷新し、市内を中心に県内などの酒販店で発売する。(問)同社=0749(68)3600
(2021年5月4日 中日新聞朝刊広域滋賀版より)
長浜市の佐藤酒造が同市の長浜バイオ大と共同でつくった「日本酒仕込梅酒 梅の酔(よい)」が、世界各地のワインなどが出品される「第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール」の日本リキュール部門で金賞に選ばれた。世界的に知名度の高いコンクールで、初出品での快挙。受賞した梅酒は5月中旬に発売する。 (川添智史)
同社は、かつて実家が造り酒屋だった佐藤硬史(かたし)社長(47)が2010年に設立し、翌11年から醸造を始めた。梅の酔は伊吹山麓産のウメを用い、同年から製造している。
同大との研究は19年から。向由起夫教授(遺伝学)や学生たちが協力している。日本酒と氷砂糖、ウメの実の配合などが異なる10パターンを試作して漬けた実を取り出す時期などを毎月分析し、理想の組み合わせを探してきた。
受賞したのは昨年7月に漬け込んだ梅酒。スモモのような甘い香りとやわらかな口当たり、雑味のない後切れの良さが特長という。
コンクールは3月末~4月8日に仏パリであり約5200銘柄が出品された。ソムリエや醸造家、ジャーナリスト、料理人など審査員約600人は全員女性。見た目や香り、味の計39項目を審査し、梅の酔は部門最優秀の12銘柄の1つに輝いた。
佐藤社長は市役所で藤井勇治市長に受賞を報告し「梅酒は女性の人気が高い。女性の審査員に評価され、非常にうれしい」と話した。藤井市長も「ウメは市の花。明るいニュースです」と喜んだ。
受賞した梅酒は500ミリリットル入りで500本ほど製造。税別1200円。パッケージを刷新し、市内を中心に県内などの酒販店で発売する。(問)同社=0749(68)3600
(2021年5月4日 中日新聞朝刊広域滋賀版より)