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学生活動 2021.04.19
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木曽川 原風景取り戻せ 扶桑の河畔でボランティアが清掃活動
姿を変えてしまった木曽川に懐かしの風景を取り戻そうと、扶桑町などのボランティアが18日、町内の河畔を清掃した。(三田村泰和)
ダムなどの影響で上流から玉石が流れてこなくなったため、半世紀前は河原だった木曽川河畔はうっそうとした樹林となり、遊歩道から川が見えないほどになった。大水の後は流れてきたごみが木に絡んで哀れな状態になる。
見かねた「木曽川流域 地産地消を楽しむ会」が「よみがえれ 木曽川河畔の原風景プロジェクト」を関係団体に呼び掛け、この日初の清掃にこぎ着けた。
「持続可能な開発目標(SDGs)」に関心を持つ人たちや扶桑町議、名古屋経済大(犬山市)の学生ら10人余りが参加し、約2時間、流木を片付け大袋30枚分のごみを拾い集めた。
飲み残して封をしたペットボトル、砕けた発泡スチロール、重いタイヤなどが集めきれないほどあり、参加者は「切りがない。でも誰かがやらないと」と手を動かし続けた。
会のまとめ役は扶桑町柏森の旅行会社「ツアー・ステーション」。加藤広明代表(54)は「魚釣りやクワガタ捕りに来ていた僕らの子どものころは川岸に竹林や雑木はなかった。原風景を取り戻し、河畔愛好家を増やしたい」と話していた。今後は月2回活動し、フェイスブックで予定を発信する。
(2021年4月19日 中日新聞朝刊尾近知総合版より)
ダムなどの影響で上流から玉石が流れてこなくなったため、半世紀前は河原だった木曽川河畔はうっそうとした樹林となり、遊歩道から川が見えないほどになった。大水の後は流れてきたごみが木に絡んで哀れな状態になる。
見かねた「木曽川流域 地産地消を楽しむ会」が「よみがえれ 木曽川河畔の原風景プロジェクト」を関係団体に呼び掛け、この日初の清掃にこぎ着けた。
「持続可能な開発目標(SDGs)」に関心を持つ人たちや扶桑町議、名古屋経済大(犬山市)の学生ら10人余りが参加し、約2時間、流木を片付け大袋30枚分のごみを拾い集めた。
飲み残して封をしたペットボトル、砕けた発泡スチロール、重いタイヤなどが集めきれないほどあり、参加者は「切りがない。でも誰かがやらないと」と手を動かし続けた。
会のまとめ役は扶桑町柏森の旅行会社「ツアー・ステーション」。加藤広明代表(54)は「魚釣りやクワガタ捕りに来ていた僕らの子どものころは川岸に竹林や雑木はなかった。原風景を取り戻し、河畔愛好家を増やしたい」と話していた。今後は月2回活動し、フェイスブックで予定を発信する。
(2021年4月19日 中日新聞朝刊尾近知総合版より)