専用の教材で動作の指示をプログラミングしたロボットカーの動きを確かめる児童＝加賀市の中谷宇吉郎雪の科学館で

　小学生がプログラミングの基礎や考え方を学ぶ講座が加賀市の中谷宇吉郎雪の科学館であり、低学年、中学年、高学年向けの３講座に市内の計１３人が参加した。

　国際高等専門学校（金沢市）と金沢工業大（野々市市）の学生と教員でつくる「カルチャー＆サイエンス・コミュニケーションプロジェクト」が開いた。低学年向け講座では、金沢工大の学生がビデオ会議システムでプログラミングの仕組みを説明。高専の南出章幸教授が、開発した教材を用いて子どもたちに直接指導した。

　ロボットカーに「まえ」「ひだり」など指示を与え、升目がひかれたシートの上で自分の考えた道順通りに動かす方法を考えた。錦城小学校１年の男子児童（７つ）は「うまくいかないところもあって難しかったけど、楽しかった」と話していた。

　プログラミング学習用ソフトを活用し、中学年はゲームを作り、高学年は人型ロボットの動作を指示する体験をした。

　（坂麻有）

（2021年3月7日　北陸中日新聞朝刊かが白山総合版より）